我が家が平屋を選んだ理由。

家づくりを始めた我が家では最初スーモカウンターでハウスメーカーを4社紹介してもらいました。

最初は2階建てを建てる予定でしたが、平屋にも具体的にどんなメリットやデメリットもあるのかわからず、調べていくうちに一生同じ家に住み続けていくのであれば我が家の場合平屋がいいと変更することになりました。

そこで今回は、我が家が平屋を選んだ理由と具体的にどんなメリット・デメリットがあるのか紹介しながら、家づくりの計画をしている方が自分に合った家を選ぶ手助けが出来れば幸いです。

目次

平屋のメリット

年々平屋の需要が高まってきており、我が家でも平屋を建てる決断をしました。

改めて平屋を選ぶことで得られるメリット・デメリットを確認してきたいと思います。

暮らしやすい生活導線になる

暮らしやすい生活導線は平屋の大きなメリットですね。

2階建ての場合、洗濯物や着替えをするために階段を上がり降りする必要がありますが、平屋の場合すべての家事や生活がワンフロアで完結することが出来るので、移動が短くスムーズな生活を送ることが出来ます。

掃除やメンテナンスがしやすい

2階建てと比べて掃除がしやすいメリットがあります。

最近ではコードレスクリーナーが人気ですが、充電式の運転時間が平均30分~40分程度、ハイパワーだと10分程度なので、2階建ての場合掃除途中でバッテリーが切れてしまうことも。

ズボラで出来るだけ楽がしたい我が家では、日頃ロボット掃除機にお願いしながら必要な時にコードレスクリーナーで掃除をしようとおもっていたので、掃除範囲が狭いのはとても魅力的でした。

メンテナンスに関しても2階建てだと外壁や屋根の点検をする場合足場を組む必要があり、それだけで費用が発生しますし、時間もかかります。

平屋だと大きな足場も不要で点検もしやすく、作業時間が短く効率的に行うことが出来るため、結果としては2階建てよりも費用を抑えることが出来るので、経済的にも助かりますね。

家族との距離感が近い

平屋だと1階に家族全員の距離を近くに感じることができ、会話も自然と増えます。

2階建ての場合、子供が大きくなって学校から家に帰り、そのまま階段を上がって子供部屋に行かれると接触も会話も全くないなんてことも…

東大に合格している学生の多くはリビングで勉強していたとの声も多いので、家族が一緒にいやすい空間づくりをする上でも平屋はとても魅力的かもしれません。

バリアフリーで高齢者に優しい

2世帯住宅や自身が高齢になった場合でも平屋の場合安全に暮らしていく事が出来ます。

私自身介護の仕事でご利用者の家に行くことも多いのですが、子供が自立し両親だけになった家の多くが2階を全く利用していません。

若いうちはともかく高齢になると階段の上り下りがしんどいだけではなく、転倒のリスクもかなり高いので、自分の将来に備えて平屋・2階建て問わず高齢になった場合どこで生活し、寝る場所はどこなのかを想定することがいつまでも安心して暮らせるかと思います。

スペースを有効活用しやすく、間取りの自由度が高い

2階建てと比べ平屋は階段のスペースが不要で、効率的にスペースを有効活用することができます。

そのため2階建てと間取りが全く一緒でも平屋の方が坪数が少なくて済み、家の構造に関しても2階部分の荷重がないため、その分柱が少なくリビングを広く開放的にしたり、天井部分を勾配天井やスキップフロア、屋根裏収納など幅広い間取りで対応することが可能です。

台風、地震に強い

平屋の場合災害に強い家を作ることができます。

台風は風が当たる面積が2階よりも少ないため、物が飛来してぶつかるリスクや、倒壊するリスクを減らすことが出来ます。

地震の場合は2階建てよりも基礎が広く揺れに強いので、高い耐震性で災害に強い家づくりを目指す方にはお勧めです。

効率的な太陽光発電が出来る

平屋は2階建てよりも屋根が広いので、より多くの太陽光パネルを設置することが出来ます。

太陽光パネルを多く設置すれば発電量も上がり、より多く自宅用に使用したり余剰電力を売電することで収入を得ることが出来るためおすすめです。

最近では蓄電池を取り入れている家も増えており、売電よりも災害対策に重点を置いて取り入れているのもありかもしれませんね。

太陽光パネルを大きくすればその分初期費用も高くになりますが、発電、売電のシュミレーションをしたうえで判断してもらえればいいかと思います。

平屋のデメリット

メリットが多くある平屋ですが、一方でデメリットも複数存在します。

価格が高くなりやすい

一般的に2階建てより平屋の方が建築費用が高くなりやすいと言われています。

2階建てと比べて基礎、屋根が多く必要になるため、平屋建てはやや建築コストが2階建て住宅に比べて割高な傾向がありますが、場合によっては階段分のスペースを削って建築面積を抑えることもできます。

浴室やキッチンなどの水回り設備を集約することがでコストカットもできるので、必ずしも平屋のほうが高いとも限りません。

平屋が得意、不得意のハウスメーカーもあるので、一度確認してみることをお勧めします。

土地の広さがある程度必要

2階建てと比べて平屋はある程度土地の広さが必要です。

家族構成によって坪数が大きく変わるので、一概には言えませんが、家族が3~4人程度であれば、建築面積が25坪~30坪程度は欲しいところかと思います。

土地が広くても建ぺい率によって理想の坪数に届かない場合もあるので、将来の家族構成を想定しながら平屋にする場合どれくらいの坪数がいるのか、それに対して土地の広さがどれくらい必要なのかを一度家族や営業担当の方と相談してみてはいかがでしょうか

一人の時間が確保しづらい

家族の距離感が近いメリットの裏返しになるのですが、間取りに工夫をしないと中々一人の空間や時間が取りにくい場合があります。

特に夫婦や子供の友達が遊びに来た時に、お互いに顔見知りであればそれほど苦でもないかもしれませんが、面識がない場合の逃げ道がなくて家を少し離れることに…

なんてこともあるかもしれません。

来客が来た時にどこで過ごすのか想定してみるのもいいかも知れませんね。

プライバシー・防犯面で工夫が必要

平屋の場合庭や洗濯物など、近所の目線が気になってしまうので、フェンスやサンルームなどプライバシーの確保のために工夫が必要です。

また、平屋は全ての部屋が1階にあるので、その分窓も多く防犯対策は必須です。

センサーライトや砂利、窓を防犯ガラスにするなど、平屋・2階建て問わずセキュリティの向上に優先的に上げることをお勧めします。

水害対策が必須

水害が年々増えてきていますが、もし浸水レベルの水害が発生した場合2階建ては2階部分に避難することが出来ますが、平屋だとそうもいきません。

特に海抜の低い土地はそれだけ浸水のリスクが高いので、ハザードマップや立地の確認が必要になります。

周囲の建物の影響を受けやすい

近所に高い建物がある場合、平屋だと日当たりの影響を受けやすいです。家を建てた当初は大丈夫でも後々建物が建って影響を受ける場合もあります。

日当たりについて法律で制限され、確保されてはいますが、環境によっては一部日当たりが悪くなったり、太陽光パネルに影が出来て発電効率が落ちたりする場合もあるので、土地選びをする場合は周辺状況の確認をし、シュミレーションをしておくことが大切ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2階建ても平屋もメリット・デメリットがあるので、どちらかが必ず優れているわけではありません。

しかし、自分たちの理想のライフスタイル、予算、土地の状況に合わせて、最適な家づくりをしていくために、今回の記事が少しでも役に立てば幸いです。

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