我が家で毎日大活躍中のミーレ食洗機。
愛用歴2年目になりますが、実際に使っていくとミーレ食洗機のメリット・デメリットが細かく見えてきました。
ミーレは価格が高いなどのデメリットもありますが、それを大きく上回るメリットがあるのも事実です。
そこで今回は実際にミーレ食洗機を1年愛用している我が家が感じたメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきたいと思います。
ミーレ食洗機の内容を知りたい方の参考に少しでもなれば幸いです。
ミーレ食洗機のメリット
ミーレ食洗機のメリットは8つあります。
- 家事の時短につながる
- 洗浄力
- 大容量
- 耐久性が高い
- デザイン性
- 高い省エネ性能
- 遮音性
- 衛生的で手荒れしない
家事の時短に繋がる
最大のメリットは食器を洗う手間が少なくなり、家事の時短に繋がることです。
特にミーレ食洗機では予洗い不要の為、食べ終わった食器はそのまま食洗機に入れることができます。
我が家では夕食後食べ残しのみ取り除き、食器を入れた後は自動で水量と温度を調整してくれるセンサーウォッシュのプログラムを選択。
翌朝には食器が乾いているので片付けるだけです。
基本食器の出し入れのみで大幅な時短に繋がるので、特に共働き夫婦やお子さんがいるご家庭では大活躍してくれること間違いなしです。
個人的には食洗機なしの生活はもう考えられません。
洗浄力
国内製の食洗機の場合、食器を洗浄するスプレーアームが1~2本なのに対し、ミーレなどの海外製は スプレーアームが庫内の上中下3カ所に設置されているため、隅々まで綺麗に洗い上げることができます。
温度も最大75℃の高温で洗えるので、固まったカレーやギトギトの油汚れなども綺麗に洗えることができます。
予洗いもですが、個人的には頑固汚れの浸け置き洗いをしなくていいのがとっても嬉しい♪
洗浄力もただ強いだけではなく消費電力を抑えるエコモードや、ワイングラスなどの繊細なガラス製品を優しく洗うメニューなど食器や汚れに応じてメニューを選ぶことができます。
使っている洗剤
最初はミーレから販売されている食洗機用洗剤を使用していましたが、あまりコスパがよくなかったため、現在はフィニッシュを使用しています。
フィニッシュのタブレットタイプも気に入っていましたが、
- 食器の量に応じて洗剤が調整できる
- タブレットタイプよりコスパが圧倒的にいい
- 計量スプーンを使えばそこまで洗剤投入が苦ではない
点から現在は粉末タイプを気に入って使っています。
大容量
ミーレなどの海外製の食洗機は国内製のものと比べてより多くの食器を入れることができます。
- 国産深型:6~8人分
- ミーレ45㎝幅:7~9人分
- ミーレ60㎝幅:14人分
ミーレは国内製のように深さではなく、45㎝と60㎝の横幅からサイズを選ぶことが出来ます。
一番上段のカトラリートレイでは箸や調理器具など小物で落ちやすい物を入れることが出来るので、洗浄中に下に落ちて洗浄の邪魔をすることがないのも強みです。
2段目、3段目には1日分の食器や鍋などの調理道具をまとめて入れることができます。
国内製は食器を下から上に重ねていくので、食器を入れる順番を考える必要がありますが、海外製は食器を左右からでも入れることができるので、食器も入れやすく細かいストレスもありません。
実際にどれくらいの食器や調理器具が入るのか実験もしています。
耐久性が高い
国内製の食洗機の多くは10年間の使用を想定しているものが多いですが、ミーレ食洗機では20年間の使用を想定して耐久テストを行っています。
《常に良いものを》の企業理念をもとに高品質な製品開発に力を入れているミーレ。
万が一故障しても保証期間中は無料で修理をしてくれたり、10年以上前のモデルであっても部品の供給や保管をしているので長く使っていく事が出来ます。
高い買い物ですので、長く使っていきたいですよね。
デザイン性
ミーレはモデルに応じてよりキッチンに溶け込んだデザインにすることができます。
キッチンと同じ材質を食洗機の扉に取り付けたり、操作パネルが扉を開けないとわからないモデルもあるので、食洗機の存在感をなくし統一感のあるキッチンに近づけたい方にはお勧めです。
我が家のミーレはリクシルのキッチンに取り付けていますがドア材を同じものを採用していますが、来客が来た時に気づかれないこともあります。
ただデザイン性が上がれば上がるほど価格も上がりますが…
高い省エネ性能
ミーレなどの海外製食洗機はいかに少ない水量と電力で食器を洗うかに特化して製品開発を行っています。
特にミーレやボッシュなどを開発しているドイツでは水道代も高く、3割の水資源を他国から供給しているため貴重です。
公式によるとミーレの食洗機1回あたりの水量は
- 標準使用:8.7L
- エコモード:6L
我が家の場合センサーウォッシュで1回あたり8~9L程度。
汚れが多い時でも10L程度で済んでいます。
手洗いの場合、経済産業省が出している家庭の省エネガイドによると年間使用水量は47.45㎥。
1日128Lの水を使っている計算になっています。
実際にはもっと少ない水量で手洗いをしている家庭が多いかと思いますが、食洗機の10L前後の水量で食器を洗いきるのはかなり難しいのではないでしょうか。
電気代に関してはエコプログラム使用時で0.71kW
自動メニューを使っている我が家の場合は1kWh程度で1回あたり17円になっています。
契約している電力会社や選ぶメニューで電気代も変わってきますが、そこまで高くないのではないかと個人的には考えています。
遮音性
遮音性も高く、プロブラムによって40~46db程度です。
これは図書室や深夜の住宅街の音に相当するみたいですが、体感としてはエアコンの室外機くらいだと感じます。
リビングにいるとハッキリ聞こえる程度ですが、扉1枚隔てるとほとんど気になりません。
1日分の食器を夜に回している方が多いと思いますので、音が気になる方は食洗機から寝室までの距離をとるなど工夫がいるかもしれません。
衛生的で手荒れしない
食洗機を使い始めてから手荒れになることがなくなりました。
食洗機を使う前は冬場の手荒れやあかぎれが酷くてハンドクリームが手放せなくなり、食器を洗う時間はとても苦痛なものでした。
今では手洗いをする時間が大幅に減ったので、手荒れの心配もなくとても満足しています。
衛生面に関してもドイツのウイルス研究所や大学の衛生試験で立証されてます。
考えられるすべてのウイルスの99.9 %を除去するため、食器洗いでの心配する必要はありません(コロナウイルス、インフルエンザウイルス、およびノンエンベロープウイルスなど)。これは、衛生ウイルス学研究所が実施したテストで立証されています
ミーレ公式:https://www.miele.co.jp/domestic/1534.htm?&&&info=200224106-ZPV
コロナ禍で在宅の時間が増えたこと、ウイルスに対して敏感になったことで海外食洗機の需要が急増し、品薄に繋がったかもしれません。
ミーレ食洗機のデメリット
デメリットは7つあります。
- 初期費用が高い
- 使えない食器がある
- 乾燥に時間がかかる
- 定期的な掃除やメンテナンスが必要
- 故障時に時間がかかる
- 人によっては扉の開閉が大変
- 家庭によっては容量が大きすぎる
初期費用が高い
海外製食洗機の中でもミーレの価格は高めです。
- 国内産
-
浅型で10万以内。深型のタイプでも10万~20万円
- ミーレ
-
45㎝幅の下位モデルでも30万を超え、60㎝幅の上位モデルは60万~80万円するものも
モデルによって幅はありますが、初期費用としては高めですよね・・・
他にも洗剤類や保証期間の延長料金など追加で費用が発生してくるので、導入前に合計いくら程度必要なのか確認することをお勧めします。
使えない食器がある
食洗機全般に言えることですが、食洗機に向いていない食器類も多く存在します。
水筒の表面やプラスチック製品にキャラクーが塗装されているものは高温の洗浄で剥がれてしまいますし、繊細なガラス製品は専用のメニューを選ばないと割れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
他にもフライパンや鍋なども食洗機に対応していないものも多く、特に表面にフッ素樹脂加工したものは食洗機を使うことで剥がされ効果がなくなってしまいます。
面倒ですが食器や調理器具が食洗機対応なのかは毎回確認しましょう…
他にも陶器や磁器などの和食器を実際に食洗機で洗うとどうなるのか、公式が実際に5000回洗浄して色落ちや風合いの変化を見る実験を行っているので一度確認してみてはいかがでしょうか?
乾燥に時間がかかる
ミーレは余熱による自然乾燥なので機会乾燥よりも食器の乾燥には時間がかかります。
自然乾燥なので食器類が傷みにくい、乾燥分の電気代がかからないなどメリットもありますが、国内製の場合は1時間前後で乾燥含めて終わるため、日中何度も食器を洗う方にとっては国内製の方がお勧めです。
定期的な掃除やメンテナンスが必要
食洗機は故障に繋がるので定期的な掃除やメンテナンスが必要不可欠です。
基本は普段使いの中で庫内も一緒に清掃してくれますが、定期的にフィルター部分の清掃や、頑固な水垢や臭いを除去するために庫内洗浄剤で洗う必要があります。
手荒いにはないデメリットですが、故障になると時間やお金がさらにかかってしまうので、適切に使っていきたいですね。
また、クエン酸や代用品を使った庫内洗浄でも同じように庫内がきれいになるので、コスパを抑えたい方にはおすすめできます。
故障時に時間がかかる
食洗機が故障した場合メーカーのカスタマーサービスに連絡をして全国の支店から専門業者が早期に対応してくれますが、修理内容や連絡のタイミング次第では時間がかかることが予想されます。
修理が終わるまでの間はまた手洗いに逆戻りなので、水切かごやマットなど物品は用意しておく必要があるかもしれません。
故障時の料金は?
食洗機が故障した場合保証に入っているか否かで料金が変わってきます。
ミーレの場合購入時の初期保証期間が2年間。そこから有料で期間を延長することができます。
- 3年延長:22,000円
- 5年延長:44,000円
- 10年延長:77,000円
最大10年の延長が可能で、延長期間中は何度でも無料で部品の交換や修理をしてもらえます。
故意に食洗機を壊したり、推奨してない使用方法で故障した場合保証が受けれない可能性があるので注意してさい。
延長オプションの料金もお高い…
人によっては扉の開閉が大変
ミーレなどの海外製食洗機は扉の開閉時に腰をかがめる必要があるので、高齢者の方や腰痛がある方にとってはかえって負担になる可能性があります。
国内製の食洗機は引き出しタイプが主流で食器の出し入れも上からなので、腰を曲げる必要がありません。
使用する方に合わせて選定してもらえればと思います。
家庭によっては容量が大きすぎる
食洗機選びの時に国内製なら深型、海外製なら60㎝幅を選ぶことをお勧めしますが、家庭環境や将来設計に応じてはこの限りではないと考えています。
子供の予定がない夫婦の方や、すでに子供が大きくなり自立している夫婦の方などにとっては、ミーレなどの海外製食洗機の容量はかえって大きすぎるのかもしれません。
海外製の場合夫婦のみの場合でも45㎝幅でも十分食器の容量はあるので、各ご家庭にあったサイズ選びをされることをおすすめします。
まとめ
今回ご紹介した内容は私がミーレ食洗機を1年間使用して感じたメリット・デメリットになりますが、海外製食洗機の多くは共通している所が多いかと思います。
今回の記事で少しでも食洗機選びの参考になれば幸いです。
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