【2023年】海外食洗機も値上げラッシュ!各メーカーの価格を並べてみた

物価高による値上げラッシュが続いていますが、人気設備の食洗機もどうようで国内外問わずほぼすべてのメーカーが価格改定を行っております。

ただでさえ海外製の食洗機は価格が高めで手が出しにくく、採用するか悩むオプションの一つではないでしょうか。

我が家でもミーレの食洗機を採用するか非常に悩みましたが、現在では洗いものが劇的に楽になり、本当に採用して良かったと心から思っています。

海外製食洗機は価格は高いですがそれに見合うだけの性能を持っていますので、今回は国外、国内の食洗機の特徴や価格改定前後の価格を紹介していきます。

フミ

各メーカーの価格を確認していただき、食洗機選びの参考に少しでもなれば幸いです。

目次

Miele(ミーレ)

ミーレは海外製食洗機の中でも人気が高く、国内シェアは60%になります。

ミーレの大きな特徴としては

  • 食器洗浄後に扉が少し開いて乾燥を促すオートオープン機能
  • 豊富なラインナップと低価格モデルの両立
  • 洗剤の自動投入自動調整するAutoDos
  • スマホアプリと連携して操作可能なMiele@home システム

特にミーレホームシステムは食洗機以外にもIHや洗濯機、オーブンなどミーレ製品であればアプリで操作が可能になっています。

しかし2023年1月6日、2022年2月1日と続けて食洗機を含む家庭製品の価格改定を発表しました。

昨今、世界的に原材料費・輸送費・人件費の高騰が続いており、ミーレでは企業努力だけでは吸収することは困難と判断し、世界各国にて価格改定を実施することになりました。

日本国内においても価格改定に踏み切らざるを得ない状況となり、2023年1月6日より、下記の通り、ミーレ製品の希望小売価格を改定いたしますことをご案内申し上げます(一部製品を除く)。

引用:ミーレ・ジャパン ミーレ製品 価格改定のお知らせ

45㎝

ミーレ食洗機45㎝幅では、ほぼすべてのモデルが定価から約2万円の値上げになりました。

標準ドア取り付けタイプ

G5644 SCU ブリリアントホワイト

旧価格 341,000円(税込)

新価格 363,000円(税込)

G 5434 SCU ブリリアントホワイト

価格 253,000円(税込)

※2023年9月1日より発売されたモデル
洗浄プログラム4種類、オートオープン機能ナシなど必要最低限の機能を残した分、価格を抑えたベーシックモデル

G5844 SCU ブリリアントホワイト

旧価格 385,000円(税込)

新価格 407,000円(税込)

ドア材取付専用タイプ

ミーレのドア面にキッチンと同じ素材を取り入れるドア材取付専用タイプからは5種類あります。

G 5434 SCI ステンレス(クリーンスチール)

ミーレジャパン30周年記念モデル

価格 275,000円(税込)

※要最低限の機能を備え、価格を抑えたモデルで価格改定なし
代表的なオートオープン機能はありません

G5644 SCI ブリリアントホワイト

旧価格 341,000円(税込)

新価格 363,000円(税込)

G5644 SCI ステンレス(クリーンスチール)

旧価格 374,000円(税込)

新価格 396,000円(税込)

G5844 SCI ブリリアントホワイト

旧価格 385,000円(税込)

新価格 407,000円(税込)

G5844 SCI ステンレス(クリーンスチール)

旧価格 418,000円(税込)

新価格 440,000円(税込)

オールドア材取付専用タイプ

操作パネルが見えないオールドア材タイプからは1種類

G5894 SCVI

旧価格 429,000円(税込)

新価格 451,000円(税込)

60㎝

60㎝のサイズではすべてのモデルで約2万円~4万円の値上げになります。

標準ドア装備タイプ

G7104 C SCUブリリアントホワイト

旧価格 396,000円(税込)

新価格 429,000円(税込)

G7314 C SCU ブリリアントホワイト

旧価格 462,000円(税込)

新価格 484,000円(税込)

ドア材取付専用タイプ

G5214 C SCIステンレス(クリーンスチール)

旧価格 352,000円(税込)

新価格 374,000円(税込)

※オンラインストア限定モデル

G7104 C SCIブリリアントホワイト

旧価格 396,000円(税込)

新価格 429,000円(税込)

G7104 C SCI ハバナブラウン

旧価格 396,000円(税込)

新価格 429,000円(税込)

G7104 C SCI ステンレス(クリーンスチール)

旧価格 429,000円(税込)

新価格 462,000円(税込)

G7314 C SCI ブリリアントホワイト

旧価格 462,000円(税込)

新価格 484,000円(税込)

G7314 C SCI ステンレス(クリーンスチール)

旧価格 495,000円(税込)

新価格 517,000円(税込)

G7514 C SCI オブシディアンブラック

旧価格 561,000円(税込)

新価格 594,000円(税込)

G7914 C SCI オブシディアンブラック

旧価格 715,000円(税込)

新価格 759,000円(税込)

オールドア材取付専用タイプ

G7364 C SCVI

旧価格 506,000円(税込)

新価格 528,000円(税込)

G7964 C SCVI

旧価格 814,000円(税込)

新価格 858,000円(税込)

価格の幅が25万円~85万円と海外製食洗機メーカーの中で最も価格差があります。

オンラインストアの場合、ここから送料や設置工事費用などが掛かりますので注意が必要ですが、定期的に送料、設置工事費無料キャンペーンも実施しているので、ぜひ確認してみて下さい。

実際にミーレユーザー目線でレビュー記事も書いているのでそちらもおすすめです。

Bosch(ボッシュ)

日本の海外製食洗機シェア№1はミーレですが、世界の食洗機シェア率はボッシュが30%で1位です。

ボッシュの特徴としては

  • ゼオライト(鉱物)を使って食器の乾燥を促していく
  • バケット、トレーのフレームが太く重厚感がある
  • 全モデル比較的リーズナブルな価格帯

しかし人気海外製食洗機のボッシュも価格改定の発表をされています。

昨今、世界的に原材料や輸送費の高騰が続いており、企業努力のみで吸収することは困難と判断し、2023年4月1日より下記の通り価格改定をさせていただきます。

引用:Bosc ビルトイン食器洗い機価格改定のお知らせ

45㎝

スタンダードシリーズ

SPI4HDS0006

旧価格 250,800円(税込)

新価格 273,900円(税込)

SPI4HDS0006 ドア面材取り付けタイプ

ステンレス ブラック ホワイト

旧価格 272,800円(税込) 旧価格 264,000円(税込) 旧価格 264,000円(税込) 新価格 295,900円(税込) 新価格 287,100円 (税込) 新価格 287,000円(税込)

スタンダードシリーズは30万円を切る価格帯なのが魅力ですが、ゼオライトの機能はなく余熱乾燥方式なので注意が必要です。

余熱乾燥は食器をすすぐ際に高温の水で洗い、その熱を食器類に溜めて自然乾燥を行っていく方法です。
海外製食洗機は国内製よりも高温の水が出るので、自然乾燥でも早く食器が乾くことが可能になります。

ゼオライトシリーズ

SPI6ZDS006(ゼオライトシリーズ)

旧価格 316,800円(税込)

新価格 363,000円(税込)

60㎝

ゼオライトシリーズ

SMI4ZDS016(ドア面材取付タイプ)

旧価格 393,800円(税込)

新価格 423,500円(税込)

SMV4ZDX016(フルドア面材取付タイプ)

旧価格 393,800円(税込)

新価格 423,500円(税込)

ゼオライト乾燥は庫内の1番下に置かれており、食器洗浄では庫内温度を高め、乾燥時は食器や庫内の湿気を吸収することで乾燥を早めることができます。

フミ

電気ヒーターを使わない海外製食洗機の中ではゼオライト使っているボッシュとカゲナウが乾燥能力では頭一つ抜けている印象ですね

AEG(アーエーゲー)

AEGは ドイツの電機メーカーです。

大きな特徴は

  • 下段のバスケットを引くと上段の高さまで持ち上げることができるコンフォードリフト
  • より洗浄力の強い水流を作るサテライトスプレーアーム

特にコンフォードリフトはAEGにしかない機能で、腰を屈めずに楽な姿勢で食器の出し入れをすることができます。

しかし最近では2021年7月1日、2022年3月14日、2023年4月1日と価格改定が毎年のように発表され、以前は20万円台の低価格帯モデルもありましたが、現在は30万円~40万円の価格帯の商品のみになっています。

 ご高承の通り、昨今原材料、物流費など諸経費が高騰しております。弊社におきましても管理コスト削減や効率化を積極的に進め、諸経費の削減をはじめとする企業努力等により価格の維持に努めて参りました。しかしながら、単独の努力では抗し難い状況となっております。

つきましては、誠に不本意ではございますが、別紙の通り商品価格の改定を実施させていただきます。

引用:AEG 価格改定のお知らせ

45㎝

FEE73407ZM

旧価格 306,900円(税込)

新価格 341,000円(税込)

60cm

FEE93810PM

旧価格 363,000円(税込)

新価格 396,000円(税込)

※2022年3月14日納品分より価格改定。

FSK93817P

旧価格 421,300円(税込)

新価格 473,000円(税込)

ASKO(アスコ)

アスコは1950年スウェーデンで創業された家電メーカーで、日本ではツナシマ商事が総代理店を70年近く務めています。

アスコの特徴は

  • 余熱乾燥+通気乾燥(内側にファンが付いており、扉を閉めた状態で蒸気を外に逃がすことができる)
  • シリーズはすべてオールドア材タイプ
  • 上位モデルには4段ラックがあり海外製食洗機の中でもトップクラスの容量
  • 食器洗浄時にフィルターも常に洗浄されるスーパークリーニングシステムを搭載
  • プラスチック製品が動かないよう固定クリップがバケットについている
フミ

4段ラックや固定クリップは他メーカーにはないので個人的には海外製食洗機の中でも特に性能が高い印象です。

しかしアスコも2022年5月1日受注分より価格改定の発表をしています。

表題の件につきまして、世界的な資材部品の高騰、また海上輸送費用や各人件費の高騰も重な

るなか、弊社では価格の維持を図るべく企業努力を尽くしてまいりましたが、価格維持を図るこ

とが困難な状況となってまいりました。

つきましては誠に不本意ではございますが、ASKO 製品の価格を改定させていただくこととなり

ましたこと、下記の通りご案内申し上げます。

引用:ツナシマ商事HP

60㎝

アスコの食洗機はすべて60㎝のサイズです。価格も旧価格が未記載のため、新価格のみ紹介します。

DFI644

新価格 404,800円(税込)

DFI645

新価格 470,800円(税込)

DFI676

新価格 514,800円(税込)

カゲナウ

カゲナウは1683年ドイツで創立されたビルトインキッチンメーカーです。

現在カゲナウとボッシュは同じ会社の製品として販売しており、カゲナウはより上位グレードの高級ブランドとして展開しています。

カゲナウの特徴としては

  • 庫内を照らすライティングシステム
  • バケットの出し入れが軽く動かしやすいスムースランニングレール
  • バケットやスプレーアームがすべてステンレス
  • バケットのフレーム太くより高級感のあるデザイン

カゲナウは2022年と2023年に価格改定が行われていますが、食洗機に関しては2023年の価格改定で変更は行われず、据え置きになっています。

表題の件、この度ガゲナウ製品およびオプション製品の価格を改訂させていただきたくご案内申し上げます。

弊社におきましては企業努力により価格の維持を図ってまいりましたが、原材料の値上げによる原価の上昇により、従来の価格を維持することが困難な状況となっております。

引用:ガゲナウ製品価格改定のお知らせ

45㎝

DI264 400

旧価格 382,800円(税込)

新価格404,800円(税込)

60㎝

DF 270 400F

新価格 726,000円(税込)

※2022年、2023年価格改定による変更なし

最上位グレードで全面がドア材のフルドアタイプ

DI 260 400

旧価格536,800円(税込)

新価格 569,800円(税込)

フミ

高級ブランドなだけあって価格もかなりお高め。
しかし庫内の作りがオールステンレスでより耐久性が上がっていたり、フレームの太さなど細かい点の完成度がかなり高い点は魅力ですね

国内製食器洗い乾燥機

国内製の食器洗い乾燥機も価格改定の発表をしており、人気メーカーのリンナイとパナソニックも価格改定の発表をしています。

リンナイ

リンナイでは2022年4月、2023年5月1日に食洗機を含む厨房機器や、業務機器の価格改定を発表しています。

原材料費の高騰がさらに進行していることに加え、物流費や事業活動に関わるエネルギー費も上昇しており、企業努力によるコスト吸収は極めて困難な状況にあります。

引用:Rinnai 価格改定のお知らせ

金額は商品によって改定率に差があり、食器洗い乾燥機の場合約4~10%の価格改定です。

RKW-F402CM-SV

旧価格 228,690円(税込)

新価格 247,060円(税込)

国内製唯一のフロントオープンタイプ

フミ

海外製のような容量や食器の入れやすさがありながら、
海外製にはない電気ヒーターを使っての食器乾燥を行ういいとこ取りのモデルになっています。

パナソニック

設置タイプやビルトインの食器洗い乾燥機など豊富なラインナップが魅力のパナソニックも2022年8月1日より価格改定を発表しています。

価格はビルトイン食器洗い乾燥機全機種を対象に約10%の値上げとなりました。

弊社では、昨今、金属製材料などの原材料価格や製造・物流コストの高騰が続く中、生産性の向上や合理化による経費削減などにより価格の維持に取り組んでまいりました。

しかし、このような厳しい環境のもと、弊社内部の企業努力だけでは、商品価格を維持することが困難な状況となっております。

引用:Panasonic ビルトイン食器洗い乾燥機本体希望小売価格改定のご案内

深型

NP-45KD9AP

旧価格 356,400円

新価格391,600円

最上位グレードで洗剤自動投入やノックで扉が開くフルオープン機能など搭載

NP-45MCT6T

旧価格 218,900円(税込)

新価格 240,900円(税込)

奥行き60㎝のキッチンに対応しており買い替えに最適

NP-60MS8S

旧価格 246,400円

新価格 270,600円

幅60㎝のワイドモデルで容量が最も高く50点(7人分)収納可

フミ

パナソニックの食器洗い乾燥機は20種類以上あり低価格帯だと16万円~からあるので、スライドタイプで迷われている方には最もおすすめです。

まとめ

今回は国内外の食洗機の価格改定を紹介していきました。

ほぼすべてのメーカーがここ数年で何度も価格改定を行っており、今後もその流れは変わらないでしょう。

また価格改定と合わせて海外製の食洗機は食洗機の種類を縮小している傾向が強く、より人気のモデルしか今後残っていかないかと思われます。

海外製食洗機は間違いなく高い買いもです。

しかしそれに見合うだけの性能や魅力は備えいると自信をもって言えますので、今回の記事を見られて海外製食洗機を検討する方が一人でも増えたらとても嬉しく思います。

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